【Nゲージ】 カトー 103系対応ライト基板の試作について
当ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。
日曜日ですので、特に入荷もございません。
というわけで、今日は、開発案件についてです。
先日、カトー 205系対応のLEDライト基板のご案内をいたしました。
工場では、基板を作って、そこにLEDや抵抗、リード線を取り付けるということをします。
カトーにせよ鉄道模型会社では部品の点数を減らしたいのである程度共通性は持たせているものが多いです。
例えば、トミックスの場合、キハ40系、キハ58系、キハ20系…とライト基板は共通で、LEDの色や数を変えて対応しています。
で、205系対応品があるなら、103系対応品も…。というわけで試作した次第です。
こんな感じで、5Vでも十分明るく点灯します。
先に205系用を製造し、次に新ネタが2つ。その後に再生産が…という感じですのでお時間をいただくこととなりますが、作りたいと思っております。
ちなみに、103系のライト基板で阪急6300系にもご使用いただけます。
生産体制を増強して約1年が経過しましたが、とりあえずはカトー製品を中心に生産してきました。
一方で、トミックスやマイクロエース対応品というのは手つかずの状態です。
例えば、トミックスの旧DD51はカラーバリエーションが多く、根強い人気を誇っています。出せないかとも思っておりますが…。
このあたりも…。特急用ならば標識灯も点灯させたいわけです。
標識灯が点灯しなければ普通(または区急・準急の各駅停車区間)ですので。
ただ、角型のLEDの電球色はないのでどうするかとか、光り分けのためのLEDをどうするかが課題でして先送りとなっております。
写真の「2」で、前進でオレンジ色、後進で赤色に光らせたいのです。オレンジ/赤の切り替えタイプLEDもなさそうでした。
切り替えタイプはだいたい「緑/赤」が多いのです。
何かアイデアはないかと思案しておりますが…。
ちなみに。
カトーの D51対応常点灯基板も聞かれます。
コアレスモーターなので、起動電圧が低いので、LEDが点灯する前に走り出してしまいます。
昇圧回路を組んでみても…これがまた、今の段階では無理なようです。
トミックスのパワーパックではよくても、カトーがダメなのです。
これは、パルスの波形が異なることによるものです。今の状態で「常点灯」とうたっても、トミックス製にしか対応できないのであれば販売できないと考えております。
モーター側にブリッジダイオードをはさむことで、走り出す電圧を上げて…というのも走行自体に影響が出そうなのでやりたくないところです。
というわけで、とりとめのない話でした。大変失礼いたしました。





