津軽海峡線で活躍したED76 551タイプです。
【商品特徴】
ED76 500をベースに特徴のあるツートンのカラーリング。
JR列車無線アンテナ付属。屋根の裏側に穴開けガイドあり。
クイックヘッドマーク付属。「海峡」「エルム」
※ED76 500の流用のため、屋根上の補助変圧器や点検蓋、ルーバーの有無などが実車と異なります。
【商品仕様】
スケール:1/150 9mm(Nゲージ)
商品形態:塗装済完成品
モーター:搭載
ヘッドライト・テールライト:ヘッドライト点灯
室内灯:非対応
【実車解説】
1988年に青函トンネルが開業。予想以上の盛況となり、機関車が不足気味でした。
そこで、函館本線(札幌近郊)の電車化によって余剰となったED76 500を津軽海峡線に転用することとなりました。
1989年にED76 514を津軽海峡線に転用。ED79同様、ATCの取り付け、回生ブレーキ化、電気暖房への交換などを行いました。カラーリングは上半分が赤ですが、裾部がグレー、境界線に白線が入るものとなっています。複数機改造される計画もありましたが、JR貨物でED79 50番台が登場したこともあり、1両のみにとどまりました。
改造後は「海峡」はもちろん「北斗星」「エルム」「日本海」「はまなす」を牽引していましたが、全長がED79は14.3mに対してED76は18.4mと4mも長いため、駅構内などの停車位置が異なるため運用上の注意が必要であったことから、晩年は「トワイライトエクスプレス」に集中して使用されました。
その後、1999年に函館本線電化30周年記念列車の牽引を行うために赤1色に塗り戻されています。そして、2002年に廃車となりました。