加工内容の動画です。
  奥羽本線の板谷峠を中心とした福島〜山形間、仙山線などで活躍したED78形交流電気機関車です。1次形です。

当店で、下記の加工を施した特製品です。
・常点灯化、進行方向逆側ライトちらつき防止のためにリプルフィルタ搭載の基板に交換。
・ナンバー取付(9号機)
・ナックルカプラー化

---

【商品特徴】

• 奥羽本線・仙山線と、仙台-山形-福島をめぐる山岳線区で活躍したED78。交流電気機関車の新形式、待望の製品化
• D形ながら中間台車を装備したED78。1次形をプロトタイプに、国鉄時代に活躍した姿を、その特徴を余すところなく再現。
• デフロスター（曇り止め）装備の前面窓。ツララによる前面窓破損防止のプロテクター取付ボルト、前面通風口を表現。
• 前面窓ガラス/側面明かり窓のＨゴムはグレーで設定。乗務員室側窓はオリジナルで再現。屋根上碍子は白色。
• 交換用ナンバープレートは切抜文字ナンバーを再現し、3、4、6、9号機の4種。メーカーズプレートは「日立」が印刷済。
• 幅広で厚みのある前面ステップに、内バメ式テールライト、前面通風口、。誘導員手すり/解放てこも別パーツ化
• 重連仕様の特徴である賑やかなスカート周りのジャンパ栓も再現。別パーツのジャンパ栓が付属。
• おなじみの、フライホイール搭載の動力ユニットで、安定した走行と、実機同様の牽引力を発揮。
• クイックヘッドマークは「あけぼの」「快速 かもしか」の2種が付属。
• 末期の50系客車の普通列車や、特急「あけぼの」急行「津軽」はもちろんのこと、仙山線での貨物列車となんでもこい。
• カプラーは、アーノルドカプラー標準装備。交換用にKATOナックルカプラーが付属。
• パッケージは、標準のクリアケース入。

---

【商品仕様】
スケール：1/150 9mm(Nゲージ)
商品形態：塗装済完成品
モーター：搭載
ヘッドライト・テールライト：ヘッドライト点灯
室内灯：非対応

---

【実車解説】
1968年に奥羽本線のいわゆる板谷峠区間である福島〜米沢間が直流から交流化、米沢〜山形間が新たに交流電化、そして仙山線の仙台〜山形間が交流電化されることとなり、あらたに交流電気機関車が必要となりました。
いわゆる板谷峠区間には最急33.3‰の勾配が存在し、仙山線は軸重制限があることから、EF71とならんで、軽軸重のD形機関車が登場しました。
急勾配の抑速ブレーキとしては交流電気機関車は抵抗器がないために回生ブレーキを採用することとなり、1967年にED94形として試作。この経験を元に、1968年に量産車といえるED78形が登場しました。B-2-Bの軸配置で、中間台車の空気バネ圧力を変えることにより、軸重が14.0t・14.8t・16.0t・16.8tの4段階に変化できるようになりました。これで、仙山線や磐越西線といった路線にも入線が可能となっています。
ED78形単独または重連、時にはEF71形との重連と寝台特急から客車列車まで幅広く活躍。奥羽本線の福島〜山形間が標準軌化された1992年以降は仙山線でのみ活躍。しかし、1998年に貨物列車が廃止、2000年までに全機引退しました。